その日は
朝早くから 散歩に出た。
諏訪湖から 東へ目をやると
綺麗な 朝焼けがあった。
散歩から戻り
ホテルで朝食をすませ
いざ、出発。
そう、今日の目的は
阿久遺跡だ。
阿久遺跡は
長野県諏訪郡原村ある縄文時代の遺跡で、
いまのところ最古級の環状集石が構築されている遺跡だ。
配石遺構ともいうらしい。
諏訪湖畔のホテルをあとにし、
約30分ほど。
阿久遺跡の入口だ。
前日に 雨が降ったためか
少々 異世界の入口のような感じがする。
期待と縄文時代に畏怖の念を感じながら
歩くために多少なりとも整地されたような小道を
奥へ進むと・・・
神社とはまた違った 異空間の空気があった。
小道が途中で途切れたような感じになっていたため
林ともなんともいえない大地に足を一歩踏み入れた。
なんと!
大地がフカフカで
まるで ソフトトランポリンのような感触。
木彫りの動物たちやキノコたち。
思わず 日常を忘れかけた。
さらに 先へ進むと
まるでジャングルに迷い込んだ気持ちになったが、
陽の光が差し込み
ふっと 上を見上げると 青い空が。
樹々もイキイキとしているし、
なんだか 何かが降りてきそう・・・。
と、ちょっと頭の中で 違う世界へトリップ。
ただいまに立ち帰り、
少し歩みを進めると
見渡しのよい広場のような空間があった。
もしかしたら
ここにストーンサークルがあったのかもしれない。
もしくは 祈りの場だろう。
中央道を挟んだ反対側にも
少しだけ
阿久遺跡がある。
その写真も 載せておこう。
なんちゃって古代人になれた
阿久遺跡だった。